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残業を減らすクリニックの評価観点:片付け・引き継ぎ・声かけ
はじめに 「スタッフがなかなか帰らない」「終業時間を過ぎても片付けや引き継ぎが終わらない」――多くのクリニックで共通する悩みです。残業が常態化すると人件費の増加だけでなく、疲労によるミスや離職の原因にもなります。単に「早く帰るように」と指示しても、根本的な解決にはつながりません。大切なのは、業務の整理や引き継ぎ、声かけ…
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同一労働同一賃金に対応した評価制度|パート・時短スタッフの公平性設計
はじめに 近年、クリニックを含む中小規模医療機関でも「同一労働同一賃金」の原則が強く求められるようになりました。パート・時短スタッフを多く雇用する医療現場では、常勤職員との待遇差が問題視されやすく、制度の見直しを怠るとトラブルにつながることもあります。法律対応のためだけでなく、職員全体の納得感を高め、離職を防ぐためにも…
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賞与を支給したら何をする?中小企業が必ずやるべき社会保険・税務の手続きまとめ
はじめに 中小企業にとって賞与は、従業員のモチベーション向上や定着に影響する重要な要素です。制度設計や支給の手順を誤ると、思わぬトラブルや追加負担が発生することがあります。特に社会保険や税金の取り扱いは法令で細かく定められており、支給日や金額だけでなく、提出書類や支給回数によって手続き内容が変わります。この記事では、賞…
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採用強化につながる評価制度|求人票・面接・オンボーディングで何を“約束”するか
はじめに クリニックの採用活動では、給与や休日などの条件だけでなく「評価制度の明確さ」が求職者の関心を集める時代になりました。特に若手スタッフや有資格者ほど、「頑張ればきちんと評価される職場か」を重視する傾向があります。評価制度は採用後のモチベーション管理や離職防止だけでなく、採用段階で「この職場なら安心して働ける」と…
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電話・窓口の印象を見える化:クリニックの受付対応の評価方法
はじめに クリニックにおける「受付対応」は、患者が最初に接する場面であり、医療の質を体感する最初の瞬間でもあります。診療の丁寧さや技術の高さよりも、受付や電話での印象がそのままクリニック全体の評価につながることも少なくありません。しかし、受付対応は数値化しにくく、院長の主観で判断されがちな領域です。この記事では、受付・…
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評価と賃金・賞与の連動ルール|診療報酬に左右されにくい昇給テーブル設計
はじめに クリニック経営において、人件費は大きなコスト要素のひとつです。限られた診療報酬の中で、スタッフの評価と賃金・賞与をどのように連動させるかは、多くの院長が抱える悩みです。単に昇給を約束するだけでは経営が不安定になり、成果を正しく評価しなければモチベーションが下がります。本記事では、診療報酬に左右されにくい昇給テ…
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法改正・医師の時間外上限等への評価制度対応|実労働データと評価項目の整合を取る
はじめに 医療業界では働き方改革関連法の流れを受け、医師の時間外労働に上限規制が導入されました。大病院だけでなく、クリニックにおいても勤務医やスタッフの労働時間管理は重要課題となっています。評価制度と労働時間の整合が取れていないと、制度が形骸化し、不公平感やコンプライアンスリスクを招く恐れがあります。本記事では、法改正…
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忙しい外来でも無理なく続く!クリニックでの「年2回評価」の回し方
はじめに 多くのクリニックでは評価制度を導入しても、「忙しくて運用できない」「面談を後回しにしてしまう」といった悩みが生じがちです。外来対応が中心の職場では時間の確保が難しく、結果的に評価が形だけになってしまうこともあります。しかし、定期的に評価を行うことはスタッフの意欲を高め、離職防止にも直結します。本記事では、外来…
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【2025年版】就業規則で「退職は3ヵ月前までに申し出ること」と定めれば効力はあるのか?
「退職は3ヵ月前までに申し出ること」中小企業の就業規則でよく見られる一文です。 この規定をもとに、「そんな急に辞められても困る」「引継ぎが終わるまでは辞めさせない」といった声も聞かれます。しかし、従業員が「来月で辞めます」と言ってきたら、会社はそれを拒否できるのでしょうか? この記事では、2025年現在の法制度をふまえ…
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【2025年版】退職時の有給休暇はどう対応する?取得義務・買取・引継ぎまで完全解説
2019年4月の法改正により、有給休暇が10日以上付与される労働者には、年間5日の有給休暇を取得させることが企業の義務となりました。この制度が導入されてから、「退職予定の従業員から『有休をすべて使い切って辞めたい』と言われたが、取らせないといけないのか?」「引継ぎもせずに休みに入られて困る」といった相談が増えています。…

