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退職者は引く?引かない?社会保険料の徴収の仕組み
新年度を迎え、行政窓口は混雑していますね。自営業を開始することになり国民健康保険、国民年金に加入する方や、3月で退職して4月から新会社へ出勤なんて人も多いでしょうね。従業員が異動するときに、給料計算担当者を迷わす社会保険料徴収の仕組みを確認しましょう。 被保険者期間 健康保険・厚生年金保険の資格は月単位で「被保険者の資…
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社員、パート、初めて従業員を雇ったら必読。会社が必ず行う労務管理とは!?
会社を作り、従業員を雇用すると、社長には様々な義務が発生します。労災保険、雇用保険、健康保険、厚生年金への加入から、従業員の労働時間の把握、健康配慮義務、安全配慮義務。一人起業なら良いですが、従業員を雇用するとただ売上に直結する業務だけ行えば良いというわけにはいきません。 労務管理とは、従業員の給料をはじめとする労働条…
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雇用保険料の2段階引き上げ。給料の変更はいつから?
「雇用保険法等の一部を改正する法律案」が令和4年3月30日に国会で成立しました。 この引き上げの背景には、新型コロナウィルスの影響があります。労働者の雇用を維持する雇用調整助成金や、失業して再就職活動を行う方への失業給付は、雇用保険料を財源として支給されており、新型コロナウィルスの影響が長期化したことにより、その財源が…
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令和4年度の健康保険料率が変更されました
令和4年3月分(4月納付分)からの健康保険料率が変更されました。 令和4年度保険料額表 ※全国健康保険協会HPより 神奈川県は、9.99%から9.85%、介護保険該当者は11.79%から11.49%に下がっています。給与計算の際には、注意しましょう。
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未払い残業代請求!?個別労働紛争とは
インターネットの普及、労働者の意識の変化などにより、会社での労働問題が年々増加しています。労働関係についての個々の労働者と事業主との間の紛争を「個別労働紛争」といいます。解雇された、一方的に給料を下げられた、残業代を払ってくれない、など。 最終的解決手段は、裁判になりますが、長い時間と多くの費用がかかります。こうした個…
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給与計算は社労士への委託がお勧めです!
給与計算、どうされていますか? 以前、私が勤務していた会社では、市販の給与ソフトを使って自社でやっていました。しかしながら、残業はつけない、遅刻と欠勤だけは引く、というようなやり方だったので、労働時間管理もあいまいで問題外でした。 社労士となって給与計算を受託するようになってからは、医療クリニックの給与計算をする機会が…
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「懲戒処分」を行うには就業規則が必要です!
遅刻が多い、上司の指示に従わない、周囲との協調性がなく業務が滞る等、問題行動のある従業員の対応に頭を悩ます経営者は少なくありません。しかし適切な手順を踏まず一方的に解雇などしてしまうと、労使トラブルになりやすく思わぬ出費を招くことがあります。適切に「懲戒処分」を行うポイントを押さえておきましょう。 懲戒処分とは 懲戒処…
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雇用保険マルチジョブホルダー制度とは
令和4年1⽉1⽇から65歳以上の⽅を対象として「雇⽤保険マルチジョブホルダー制度」が施⾏されました。 これまでは、一つの会社で31⽇以上の雇⽤⾒込みがあり、週の所定労働時間20時間以上の場合に雇用保険に加入義務がありました。これに対し、雇⽤保険マルチジョブホルダー制度は、以下の要件を満たす場合に、労働者本人が自身の住居…
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令和4年1月1日から傷病手当金の支給期間が通算化
傷病手当金とは? 傷病手当金は、業務外の事由による病気やケガで休業し、給料がない場合に、協会けんぽなど加入している健康保険から支給されます。ただし、自営業者等が加入する国民健康保険には、原則、傷病手当金はありません。(コロナ特例あり) 傷病手当金は、連続して3日間休業した後、4日目以降の仕事に就けなかった日に対して支給…
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夜間の宿直業務に「残業代」はない?
宿直とは? 通常の勤務時間以外に交代制、当番制等で行う勤務を「当直」といい、昼間は「日直」、夜間は「宿直」と呼ばれます。二つをあわせて「宿日直」とも呼ばれます。宿直は、夜間の巡回や、臨時・突発的な対応のための泊り込みの勤務です。通常の業務を行わないことが前提で、夜勤とは区別されます。 労働基準監督署の許可が必要 宿日直…